スターオブライフとは?意味・由来・救急医療との関係を解説

「スターオブライフ(Star of Life)」は、世界中で救急医療の象徴として使われているシンボルです。青い星形の中に、杖と1匹の蛇が描かれたこのマークは、救命の現場に関わるすべての人々への敬意と、命を守るための確かな知識と技術を象徴しています。

 

スターオブライフ(Star of Life)」とは

スターオブライフは、救急医療の6つのステップを象徴する青い星形のマークです。1973年にアメリカで制定され、救急車や救命士のユニフォーム、医療機関などに世界的に使われています。

国内では商標登録されています

日本国内では、この「スターオブライフ」は株式会社櫻井興業が商標権を保有しています。そのため、商用目的で使用する際は株式会社櫻井興業の許可が必要です。

 

スターオブライフの歴史と成り立ち

スターオブライフは、アメリカ国立公衆衛生局(NHTSA)により、赤十字との識別のために制定された救急医療専用のマークです。正式に定められてから現在に至るまで、救急搬送、応急処置、病院での医療までの一連の流れを示すマークとして活用されてきました。

 

デザインに込められた意味-6つの柱と杖のマーク-

スターオブライフの青い星には、6本の柱が放射状に広がっています。これは、救急救命の6つのステップを表しています。

救命の6つのステップ

  1. 覚知(Detection):事故や急病の発見
  2. 通報(Reporting):救急要請の伝達
  3. 出場(Response):救急隊の出動
  4. 現場手当(On scene care):現場での応急処置
  5. 搬送中手当(Care in Transit):搬送中のケア
  6. 医療機関への引き渡し(Transfer to definitive care):医療機関への引継ぎ

さらに中央には、杖に蛇が巻き付いた「アスクレピオスの杖(Rod of Asclepius)」が描かれています。これは古代ギリシャ神話に登場する医療と癒しの神「アスクレピオス」の象徴で、世界中で医療や救命のシンボルとして使われています。

スターオブライフ アスクレピオスの杖 6本の柱の意味

 

日本・世界での活用例

スターオブライフは以下のような場所で目にすることができます

  • 海外(救急車、救命士、消防隊の制服、救急医療ヘリなど)
  • 日本(消防庁の救急車、訓練教材、民間の救命団体)

「このマークがあるところに、命を守る人がいる」——それがスターオブライフの意味です。

 

よくあるご質問(FAQ)

Q. スターオブライフを個人で使っても大丈夫ですか?
A. 医療現場以外での使用も可能ですが、商業利用や商品への使用には株式会社櫻井興業の使用許可が必要です。

Q. ファッションに使っても良いですか?
A. 意義や意味を理解したうえで、救命・救急への敬意を持った利用が望まれます。当ブランドでは、救命・安全への意識向上を目的として正規にデザインに取り入れています。

Q. アスクレピオスの杖とは何ですか?
A. 医療の神「アスクレピオス」が持っていたとされる杖に、1匹の蛇が巻き付いたマークです。古代から医療と治癒の象徴として世界中で使用されています。

 

スターオブライフをモチーフにした製品紹介

「GUARD」では、以下のようなスターオブライフモチーフの商品を展開しています。

  • ライフセーバー仕様の水着
  • 救助・トレーニング用アパレル
  • 防水バッグ、サンダル、帽子などの現場向けギア
  • 啓発アイテム(ワッペン・ステッカー・Tシャツ)

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スターオブライフが示す想いを、あなたのそばに

スターオブライフは、命と真剣に向き合う人々のシンボルです。私たちはこのマークを通じて、救命・救助の現場を支える全ての方々へ感謝と敬意を表すとともに、日常の中にもその想いを届けていきたいと考えています。命を守る人の象徴を、あなたのそばに。